「千葉県人権講座中止事件」 千葉県知事後援会と千葉県の人権室に抗議しました。

笙野 頼子

メールその1 2024年9月26日 


お問い合わせ内容:度々失礼いたします知事様がxで表明されたこの件についてhttps://tgjp.jp/chibaken-jinken2024/
[追記 なお、あくまでも知事が引き起こしたこの事件についてであり引用元団体についての言及はございません]


確かに千葉の多様性条例には国法にはない性自認という語が含まれています。しかしこの人たちの望むようには運用できないと思います。まず罰則がありません。そもそも国法に性自認という語はありません。ジェンダーアイデンティティです。しかも文中には繰り返し同一性という語がつかわれています。最高裁決定においても性自認は性同一性障害という語に紐づけられて使われています。その上千葉県の多様性条例は性別の扱いを性自認より上に置いています。女性スペースを守ることの方が大切という条文(法律から訂正)です。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇の主張は多様性条例の運用に国法に入っていない性自認に基づく要請を行っておりこれは条例に国法を踏み越えさせようとする違憲でしかない要請です。石川県ではこの性自認条例を作ろうとしましたができませんでした。作っていれば違憲になったのではないでしょうか。本来なら千葉県の性自認という二回はいっている語も「同一性に基づくジェンダーアイデンティティ」に変えるべきです。また、この人たちが森奈津子氏に言っていることは〇〇〇〇です。国法がlgbtに限定されているのにこの人たちはlgbtq+という表示を使っています。国会答弁で問題にされた不適当な表記です。書類を受け取っておられる担当の方が大変心配です。とりあえず落ち着いて対応してください。どうぞよろしくお願いいたします。

メールその2 2024年9月26日

お問い合わせ内容:https://twitter.com/bam8772/status/1839248547411276164

中止の理由を明らかにしないのはどうしてですか他の講師の方もキャンセルされましたね。全部に問題があったということですか?こんな運用をしてしまうと、千葉の条例自体が違憲になってしまうのではないでしょうか。森さんや他の講師の先生の言い分を聞かないのは不公平でしょう。いったん調査期間を置いたのなら中止という言い方ではなく調査のため延期と言ってください。千葉県民として強く抗議します。

メールその3 2024年9月28日

お問い合わせ内容:たびたび失礼いたします。森奈津子氏の講演について。

https://twitter.com/kumagai_chiba/status/1837629619962630631?utm_source=yjrealtime&utm_medium=search

知事はこのように公開の場で約束しながら経過を明らかにせず施設の不備を理由にして森奈津子氏の講演も他の重要な講演も中止にされました。
公開で約束された経緯の確認、調査結果はどうなっているのでしょうか。
千葉県議会で県議たちが採決した多様性条例に基づいた対処は行われたのでしょうか。

そもそも国法lgbt理解増進法を踏み越えない範囲で運用するべき条例を適切に運用しているのでしょうか。県民は何の事情説明も受けていません。施設の不備と森奈津子氏への対応は全く別の問題です。また一緒に中止にされた他の講師の方々も森氏同様に損失を受けています。予算を取って計画した事業なのに施設が準備されていなかったというのはどういうことでしょう。国法、条例、予算に関し、疑惑を残す問題となりました。これでは苦労して条例を作った県議たちから不信任決議を出されても仕方がないのではないでしょうか。一県民としてこの講座中止に関し熊谷知事の説明責任を問いたいと思います。

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多様性条例と運用のリンクは以下

https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/tayouseisoncho/joureinaiyou.html

本文pdf
https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/tayouseisoncho/documents/tayouseisontyoujourei.pdf

運用方法https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/tayouseisoncho/tayouseijoureisitumon.html

県内からも県外からも多くの女性たちが声を上げています。
https://no-self-id.com/2024/10/03/freedom-of-speech-in-chiba/
https://note.com/sws_jp/n/nf40d0bfa1b11